【番外】2019年 インフルエンザ記
15年ぶりのインフルエンザ…。
2019年、年明けの用事アレコレも落ち着き、
少し溜まってしまった脂肪貯金を解消すべく、私はトレーニングジムに
2年ぶりの入会をして「さぁて頑張るぞ!」と、1か月で4%も体脂肪を落とし
食事も悔い改め、筋トレに明け暮れる年始だったハズだった・・・
だけど世間はインフル大流行、そして私にもやってきたのである。
《DAY 1》
前日のトレーニングの筋肉痛がまだ取れぬ、三連休初日の土曜日。
なんとなく疲れてた、眠くなってソファーでウトウト…
午後九時辺り、突然ののどの違和感、咳き込む!
しかも気管支炎っぽいあの独特の痰の絡んだ嫌な咳(やばい、これは!?)
と感じながらもどのみち医者は夜間緊急以外やっておらず、
不運にも田舎な状況下、医者をあきらめ床につく。
《DAY 2》
日曜日。痰が絡んだ咳はどんどん増すばかり、鼻づまり(副鼻腔炎っぽくなる)
も出始め、そしてなお筋肉痛は治らずトイレに行くの…というより、
トイレに行くその前の布団から起き上がるのすら痛すぎる(涙)
でも「ジムで腹筋とスクワット、バーベル挙げた個所が痛いだけだよなぁ」
と、この時点ではまだ熱もなかったので幸い今、仕事のない私は
お布団にくるまり、夫に買ってきてもらった〈アネトン咳止め〉を飲みつつ
眠り呆けるのであった。具合が悪いせいか眠れる眠れる。
でも、「何かがおかしい、普通の風邪ではないな」と思いながらも
病院へ行けない悲しみに打たれていたのであった。
《DAY 3》
けっこう咳でもう体力ヘロヘロ。
そしてやっと寒気が!かつて扁桃炎で40℃超えが5日以上続いた身としては
「けどまだこれ、序章なんでございましょ??」と思っていまして、
発熱してきたら37℃ちょうどくらい。昨日から頭痛がひどい。
おまけに関節痛がしてきた。指先まで痛い。
でも保冷剤を首元に当てると気持ちいい。
インフルを疑いながらも、「熱上がらないしなぁ」とポカリごくごく飲んで
ましたが、そういえば食欲がゼロに等しい。のどの痛み急上昇。
風邪でも食欲のある私、ますますインフルへの疑いを強め、
いよいよ連休明けの火曜日、耳鼻科へ行くことを決意。
でもここで最悪の間違い。
あまりに筋肉痛&頭痛が辛くてロキソニンを飲んでしまった。
※ご存知の方のほうが多いと思いますが、インフルにロキソニンは禁忌です。
《DAY 4》
近所の耳鼻科が開くのが午後とのことで、お風呂にも入れずボサボサの
ボロ雑巾みたいになった私。
急いでシャワーでとりあえず首から上だけ整え、耳鼻科に向かおうとするもだるい。
熱を測ったところ、この日は例のロキソニン飲んでしまったせいか36℃台。
「あれ?治ってきた??」とも思ったが咳ゴボゴボ。鼻水ズル~ン。
頭は昨日からフワフワして、どうでもよい妄想が浮かんでは消える。
どうでもいいので覚えてないんだけど、危ない気がしたので、
夫に「私を見張るように」と頼んだ。インフルエンザ脳症になってもおかしくない。
耳鼻科へ到着。待ち時間は少なく、すぐ呼ばれて経緯と症状を話した。
のど痛くて辛い…しゃべるのも声でなくて必死。
口の中を注意深く診察され一言、「念のためインフルエンザの検査します。」
来た!来たよ!あの検査…。覚悟を決めて鼻をホジホジされ5~7分位。
「やっぱりインフルエンザだねぇ。(ニコニコ)」
ああぁ、あぁ、とうとう伝染ってしまったのか、しょぼん。
「土曜日発症だから、来週の土曜まで外出禁止ね。」
あぁ、筋トレが~~…仕方あるまい…。
発症後48時間以上経っているとのことで、頓服の解熱剤と
合併症の副鼻腔炎&気管支炎のため抗生剤と気管支のお薬をもらい、
その薬局でまた戦うためのポカリと、食べられそうなもの買って帰り
夫に報告。その日何故か別々に寝ようとしだすが、
「たぶんもう手遅れで感染してると思うよ、3日もたったことだし。」
と言ったら納得した模様。引き続き面倒を頼む。
用事があって帰省できず続きだった実家にも報告。「また遅れます」と。
その夜、移動が自転車だったためかロキソニン飲んだ跳ね返しのせいか
熱が急に上がり始める、38.5℃。
かつてのあの扁桃炎で40℃超えの辛い入院生活をしてしまい
(その時もタイミング悪く年末だったせいで仕方ないが)
ひたすら「イタイイタイ、ああああ…。」と言ってた過去があるので
それに比べたら…とは思ったが、やはりかなり熱が夜中に上がりきるまで辛く
何度も夜中に起きては水分補給。ここでやっと発汗し始めて夜を越す。
《DAY 5以降》
もらった薬を飲むも、筋トレで体力を消耗してしまっており、
熱さえ下がったものの、副鼻腔炎と気管支症状が続く。
「これは2週間コースだな…。」
と筋トレとジムに思いを馳せながら、お布団にくるまり、
必要なものを買ってきてもらい自分の免疫を信じて回復を待つ。
15年前はと言えば、仕事を休ませてもらえず、
39℃で気管支炎ゴボゴボしながら接客してた…
(ブラックバイトの”バイト・バイオテロ”である。あの職場の上司は今でも呪ってやりたい。)
あのときは一か月以上声が出なくなり、その時は治ってすぐ別の風邪をもらい
結局半年くらいおかしくなった。
その分、今はあったかくしてお外にも出ずそろそろ10日が経とうとしている。
副鼻腔炎は日に日に収まりつつあるが、まだトレーニングには復帰できず
モヤモヤしているが、久々に感染してとてもつらかった。
幸い夫には感染せず、呑気にやっているようだ。
ジムには週末には復帰したいです。
待っていろよ私の筋肉!!